|人材採用におけるデファクトスタンダードになりつつある
デファクトスタンダードになりつつあるその理由として、LinkedInの長所を上げていきましょう。
1.集まっている人材の質と量が担保されている
ビジネスのスキルや経歴を登録できても、プライベートの出来事をアップする機能はありません。これによりある一定の質が担保され、そのことが量へと繋がっている様です。
2.情報の質が担保されている
実名で社名も公開しますので、自分の経歴や実績を大きく見せることが出来にくくなっています。それにより企業は安心して、個人にアプローチできるようです。
3.Targetingしやすい
個人がスキルや経歴、実績を登録してくれてるので、企業としても欲しい人材の絞り込みも容易ですよね。
4.かっこいい
すみません、イメージです。
|逆に(日本における)弱みはなんだろう?
1.入り口のハードルが高い
自身の経歴をしっかり記入しよう、ってかなりの自信ですよ。なかなかにハードルが高いですけど、そのことが人材の質を担保するという表裏一体の関係です。
2.用途が特化され過ぎ
転職のイメージが強いので、登録しづらいですよね。登録してると「なになに?転職しようとしてるわけ?」って、思われるとイヤですよね。労働市場が流動的な米国だとこの感情はあまり起こらないのでしょうか?
3.なんかすごく米国的
自身の実績とか経歴をウェブ上に誇らしげに(実際にはそう思ってなくても、そう思われそうという意識)、公開することへの心理的な抵抗ってちょっとあります。
4.ローカライズが難しい
さて、こうやって考えていくと日本においては、あまり使い勝手がよくないように感じますね。
ただ、企業が人材を求める際に、以下二つの市場が存在します。
1.社外に求める人材 : 開放された労働市場
2.社内に求める人材 : 限定された労働市場
日本においても「2.社内に求める人材」を掘り起こす際には利用出来そうですね。
もちろん大企業においては、人材の評価を評価者の個人的な感情やスキルに偏らないよう、一定の評価軸や等級付けがされており、一見LinkedInの出番はないように思えますが、全ての人にとって最適な制度なんてないですし、必ず穴はあるものですよね。それに世の中の動きより遅れて改善されていくのが制度ですしね。
そういったわけで、新たな人材を欲するチームが社内の評価制度に当てはまらないスキルや実績を閲覧できるという方法でなかなか使えそうです。
大企業ではそういった活用方法がありますが、ぼくたちスタートアップはわざわざこんなツールを使わなくてもお互いのことが分かりますし、そうするとLinkedInの活用方法はないのでしょうか?
ぼくたちはやはり「1.社外に求める人材」で活用していくべきでしょうね。まだまだ日本では登録者数が少ないと言えども、それでもLinkedInて以下のメリットがあると思いますしね。
以下のことならばすぐに可能ではないでしょうか。
|自分のアカウント作りましょうね
去年のことはもう忘れましょうよ(1月ももう終わりますよ)。
自分で活用してみないと分からないですしね。
|転職市場に存在しない人材にアプローチする
採用媒体って転職をしようと思わないと登録しないですし、今の仕事に満足してて、転職なんか考えたことないよ、って人にも会ってみたいですし、そういった人と繋がれるのがLinkedInの大きな利点でしょうか。
|働く環境として意識してもらう
Facebookやブログ、自社サイトではあくまでもサービスの紹介がメインです。LinkedInでは、働く環境としての発信が出来そうです。
といったところが、LinkedIn使用前の考察です。