
すごく遠いイメージを持ちがちですが、実はフィンランドて日本から最も近いヨーロッパの国なんですよね(そう言えば、隣の隣の国ですよね。隣の国がだだっ広いけど)。
そんな実は近い国の流通小売業てどの様なものでしょうか?何か日本と違いはあるのでしょうか?
7年前から1年間フィンランドの首都ヘルシンキに住んだ経験のある家族にいろいろ聞いてみました。
(※2009〜2010年当時の情報です)
スーパーマーケットの青果売場はほぼ量り売り
お客さん自身が店内の専用機に果物や野菜を乗せます。重量に応じたバーコード付きのシールが印刷されるので、商品に貼ってレジに持っていくという仕組みになっています。
必要分だけ購入できるので、少量だけ欲しい場合に都合が良いですね。家庭での食材のロスは出難いですが、スーパーマーケット側のロスは日本よりも多そうです。
それでも「少量だけ購入したい!」というこれまで掘り起こせなかった需要に応えることでの売上増も見込めるので、日本のスーパーマーケットでもぜひ試算、検討して欲しいとこですね。
商店の多くが18時前後に閉店し、日曜日や祝日も休み
大型店舗は夜遅くまでや日曜日も開店する傾向にある様ですが、それでも日曜日は昼からの開店や、18時前後には閉店するという様に短縮営業が通常です。
ワークライフバランスを重視してる国ですので、仕事を早く切り上げるのであれば18時に閉店しても問題ないのでしょうし、店舗で働くスタッフも同様に早くお家に帰りたいですしね。
スーパーマーケットのレジがベルトコンベア式
お客さんはレジに向かった際に、カゴから商品を出しベルトコンベアに乗せます。ベルトコンベアで流れてくる商品をレジスタッフが手に取りバーコードをスキャンし、ベルトコンベアに戻し流していきます。
お会計終了後、ベルトコンベアの端に溜まった商品をお客さんが自身の袋に詰めてお買い物が終了。ただ、後からお会計したお客さんの商品もベルトコンベアでどんどん流れてくるので混在してしまうのでは?と思ってしまいますが、ベルトコンベア横にプラスチックの棒が設置されており、それを置くことで後からのお客さんとの境界線が作ることが出来る様です。
さて、日本のスーパーマーケットの場合では、以下がお客さんを捌く上でのボトルネックになっていると感じるので、このベルトコンベア式だとそこが解消されそうですね。
1.お客さんが持ってきたカゴからバーコードをスキャンして別のカゴに移し替える作業
お米とか瓶とか重い商品があると、それなりの時間を要しますし、そもそも重量の軽い商品でも、スーパーマーケットの様に大量に購入するお客さんを想定したお店のレジで一つ一つの商品を持ち上げてスキャンして別のカゴに入れる作業って大変です。
2.お会計終了後、お客さん自身の手で商品カゴ作業台への移動する作業
お会計終了後にお釣りやレシートを財布に入れ、更に財布をカバン等に入れ、その上でたくさん商品が入った重いカゴを別の作業台まで持って行くという作業を後からお客さんが来る中、焦った気持ちで行わなければなりません。
結構ここで詰まる場合が多いんですよね。
空き缶/空き瓶/ペットボトルのリサイクルで小銭を換金
多くのスーパーマーケットでは出入口に空き缶回収機が設置されており、空き缶等を投入すると日本円にして1本につき数十円程度が返ってきます。
この方法だとゴミ収集に比べ回収率も良さそうですし、子どもたちは空き缶や空き瓶を集めてお小遣い稼ぎをするので、街の美化にも効果がありそうです。
ということで、もう夕方なのでタイムセール狙いで近所のスーパーマーケットに行ってきます。
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