こんにちは、黒崎です。
今日は少し裏メニュー的な機能のご紹介です。

その名もワイルドカード検索。

ワイルドカード検索とは、特定の部分の文字を置き換えて検索する方法です。
スマレジでは「*」と「?」のいずれかを使って検索します。

ナンノコッチャですね。もうちょっとナンノコッチャな事を言います。

「?」は1文字分置き換える記号です。
「*」は0文字以上の文字の代わりになります。

この2つの記号をつかうことで
「この部分が◯◯である商品だけを表示する」といった検索ができるのです。

それでは解説していきます。

そもそも工業製品といったものは、JANコードと呼ばれる
全国的に統一された流通用のコード体系で付番されています。

デパートなどのお店でよく見るバーコードはほとんどこれにあたります。

ところが、自社生産の商品を売るお店や、セレクトショップのように
色々なメーカーから仕入れた商品を売るお店では、自分たちで新しく独自に作った
ハウスコード(オリジナルコードとも)で商品を管理していることがほとんどだと思います。

スマレジでは、部門やグループコード、仕入先などの情報を使った分析も可能ですが 
実際の売り上げ分析では色・サイズ・年季など、もっともっとフィルタをかけて検索
したいときがあるんじゃないでしょうか。

そんなときに使えるのがこのワイルドカード検索です。
冒頭でもご説明した通り、ある数列のうち、一部を記号に置き換えることで
「今シーズンの自社生産のシャツの売り上げだけが知りたい」といった細かな検索が可能になります。

まずは、すべての商品を6桁のコードで管理するとして

A…商品ジャンル(1.シャツ 2.インナー 3.アウター)
B…年度(西暦3桁目)
C…年度(西暦4桁目)
D…季節(1.SS 2.AW)
E…仕入先(1.自社 2.他社)
F…品番

といった構成で商品が管理されているとしましょう。

15年度のSSの自社生産の新作シャツに付番するとなると
「115110」といった感じのコードができますね。

商品検索画面を開いて、この6桁の数字のうち知りたい部分の数字を残して
あとの数字をすべて「?」または「*」に置き換えると、以下のような検索が可能です。

1. 春夏の自社生産のシャツの売り上げが知りたい
1??11?

2. 15年度の商品の売り上げが知りたい
?15*

なんとなくお分かりになったでしょうか?
ある特定の部分だけは指定するけれども、他の部分は指定しないといった
あいまい検索に近いような検索ができるのがこのワイルドカード検索です。

商品コードがしっかりとした品番体系にのっとっている場合はとっても有効です。
逆に、これを使うがためにしっかりとした品番体系を作っていただく、なんていうのも
おすすめのスマレジ使いこなし術です。

今回の機能もぜひぜひお試しください。 
それではまた次回。